130日目 インドネシアで生活してみよう その1 ATMを使ってみる
こんな記事、需要あるのか?と思われそう・・・(笑)
インドネシアで生活する人に向けての記事なので、本当に一部の方へ向けての内容です。
でも書きます。
なぜなら、自分がATMについて調べた時、インドネシア語の記事しかなかったからです。。。
インドネシアに滞在する予定のない方も、日本と比較して楽しんで読んでもらえると嬉しいです。
結構、面白いと思います(自分でハードルあげました笑)
まず、インドネシアATMのびっくりポイントから。
私がびっくりしたことをもとに紹介します。
(2019年1月28日 北スラウェシ州 現在 に基づきます)
1.ATMでお金を預けることはできない
ATMでは、引き出す、送金する、チャージするなどはできますが、お金を持ってきて預けることはできません!
ではどこで預けるか?
直接銀行窓口に行くしかありません!
なぜだと思いますか?
まず理由の1つ目が、紙幣。
日本の紙幣のように丈夫ではなく、インドネシアの紙幣はペラペラです。
また、現地の方は握ることが多く、くっしゃくしゃな紙幣が多いです。
いまだにピン札に出会ったことがありません。
ゆえに、紙幣の読み取りができません。
そして、残念ながら偽札が出回っていること。
判別する機能が機械に備わっていないからです。
2つ目は、防犯面。
ATMにお金を入れるのは、危ないです。
というのも、まず防犯カメラはありません。
また、日本のように、周りから見られないように枠があることが少ないですね。
普通に部屋のど真ん中に置いてあることもしばしば。
以上の理由から預ける場合は必ず窓口へ行かなければなりません。(私はしたことないです。)
それゆえに起こる問題が、続いてのびっくりしたこと。
2.ATMの機械の中のお金がない
はい、引き出す一方ですから、無くなります。
銀行から離れているATMだと、お金の補充がたまにしかありません。
実際、私がよく使うATMは、3回に1回はお金がありません。
引き出す額を選択すると、ガーーーーーーーって音がするので、あ、お金出てくるなぁ~と思うんですが、「Maaf, tidak bisa(すみません、できません」という表示が。
最初はマジで焦りました。えっ、預金0になったのかと!
でも、よく起こることなので(私の住んでいる地域では)、気持ち早めにATMで引き出しておくことにしています。
3.通帳記入
これもびっくり。
ATMに通帳記入の機能はありません。
窓口に行かなければなりません。
そして、1ヶ月分しか記録が残っていません!
例えば、8月から使用していて、12月に通帳記入をした場合、11月から12月までの記録しか記入されないということです。
つまり、記録を残したければ、毎月窓口へいかなければならない、ということです。
日本と同様、平日しか開いていません。朝9時~昼3時までです。
ちなみに、私も通帳記入しているんですが、
私の街に窓口が1つしかないので、いつもそこに行きます。
もう有名人です。(私は外国人なので)
しかも、窓口での記入なので、銀行の方に残高見られるっていう・・・・。
プライバシーどうなってんねん。(笑)
4.お金を引き出す
ATMでお金を引き出す時。
日本のATMでは自由に引き出せますよね。
たまに紙幣のみのATMもありますが。
インドネシアでは、まず、2種類の機械があります。
(1)全部Rp.100.000紙幣 (¥700)
(2)全部Rp.50.000紙幣 (¥350)
おやおや?と思っていませんか。
そうです、一種類の紙幣しか入っていませんので、引き出す額が限られています。
実際は、引き出す額に選択肢があります。
それも機械によって様々。
例えば、マナドのとあるスーパーにあるATM
⑴Rp.100.000 × 3 = Rp.300.000
⑵Rp.100.000 × 5 = Rp.500.000
⑶Rp.100.000 × 10 =Rp.1.000.000
⑷Rp.100.000 × 20 =Rp.2.000.000
だいたい、「3枚分、5枚分、10枚分、20枚分」の4択が多いです(Rp.50.000紙幣の機械も同様)
(8択のATMもあります)
これらを組み合わせて下ろします。
都市部に行けば、Rp.100.000紙幣の機械が多いです。
逆に田舎に行けば、Rp.50.000紙幣の機械が多いです。
なぜか。
まず、Rp.100.000紙幣を使う機会が少ないから。
こんな桁がでかいものを出すと、お釣りがたりません。だいたい断られます。
なので、桁が小さい紙幣をたくさん持っている方が、便利です。
ミクロレット(北スラウェシの乗合バス)も、一回Rp4.000。こんな時にRp.100.000を出そうものなら、どんな顔をされるか・・・(笑)
コンビニでチロルチョコ一個買って、10000円札を出しているような感じです。日本ならお釣りありそうですが、インドネシアではお釣りがないことが大半。ちょうど払うのが鉄則。
では、ATMのシミュレーションをしてみましょう。
1)カードを入れます
2)言語選択です。英語かインドネシア語。
3)暗証番号を入れます。6桁です。
4)メニュー画面になります。
例
近所のATM(Rp.50.000紙幣)のメニュー画面
100.000 500.000
300.000 1.000.000
BAYAR/BELI PENARITAN JUMLAH LAIN
UANG/ELEKTRONIK TRANSAKSI LAINNYA
上の4つの数字は、先ほど説明した、引き出し金額です。4択になります。
押したら、その金額分おろせます。
Rp.50.000 × 2 = Rp.100.000(¥700)
Rp.50.000 × 6 = Rp.300.000(¥2100)
Rp.50.000 × 10=Rp.500.000 (¥3500)
Rp.50.000 × 20 = Rp.1.000.000(¥7000)
実は、もっと多く引き出したい場合は、右の列、上から3つ目の「PENARITAN JUMLAH LAIN(他の桁(金額)おろす)」を押してください。
するとより多くの引き出す額がでます。例のATMでは、Rp.1.250,000 (25枚分)(¥8750) が選択できます。
BAYAR(払う) / BELI(買う) では、電話代や電気代、ガス代、教育費、税金、チケット、保険など、とにかくATMを通じての支払いができます。
UANG ELEKTRONIK は、銀行のカードを使ったキャッシュレスの支払い方法になります。
E-MONEYというのでしょうか。(すみません、知識不足です)
バスに乗るときにピッとするカードですね。それのチャージができます。
TRANSAKSI LAINNYAは、他の取引。つまり、このページに載っていない事(例:送金、チャージ)は、ここを押せばページがかわります。
5)それぞれ、取引が終了すると、カード、紙幣(あれば)、レシートが出てきます。どの順番で出てくるかはわかりません。機械によって様々。
あと、怖い話ですが、カードが出てこないことがあります。
私も一度経験しました。
最初の画面になって、何事もなかったかのようにATMが動いています。
マジで怖いです。
現地の言葉で、「kartu dimakan (カードが食べられる)」と言います。(というか現地の方が言ってた)
でも、あせらないで。
3分後に、急に出てきます。
それはそれで怖いですが(^^;;
私も無事に出てきました。
ATMでさえも、何かエンターテイメントのような感じがします。面白いです。
そして、日本って徹底されているなぁ、と感じる毎日です。
以上です!すみません、今回は写真がありませんT^T