チョバチョバ - coba-coba indonesia

coba-cobaはインドネシア語で「やってみる」。インドネシアで、日本で、いろんなことに挑戦してみる。

22日目・23日目 大学の文化祭

まず、

20日目、21日目が何故ないんだ!?

と思っている方いらっしゃいますでしょうか。

 

何もなかったわけではないんですが、ちょっと書くことが多すぎるので、特に書きたいことだけ書こうと思います。

 

ダイジェストでお送りすると、

ご飯食べにレストランに行けば生徒さんに出会い、買い物に行けば生徒さんに出会い、バスに乗れば生徒さんが乗っていて、、、、といった休日を過ごしております。

 

 

月曜日、火曜日(22日目、23日目)は、マナド大学の日本語専攻主催の文化祭に参加させていただきました。北スラウェシで日本語の先生をしている先生のほとんどが、ここの卒業生だそうです。ゆえに、文化祭にたくさんの先生が来られます。私のCPの先生4人とも、ここの卒業生です。

(もともとcpの先生は3人だったのですが、先週から1人増えました。異例です。)

 

 

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文化祭では、日本食屋台やイラストの販売、写真撮影コーナーなどさまざまな催し物が。

 

メインはlomba(ロンバ:コンテスト)!

 

lomba pidato bahasa jepang(スピーチコンテスト)

lomba dance(ダンスコンテスト)

lomba menyanyi(歌コンテスト)

lomba tulis(文字コンテスト、ひらがな、カタカナを書く)

lomba Nihon Jijo(日本事情コンテスト。日本クイズのようなもの)

 

など、いろんなコンテストがあります。

これに出るのは、高校生。

日本語を勉強している高校生たちの熱い戦いです。

 

 

私は、スピーチコンテストとダンスコンテストを見させていただきました。

 

 

まず、スピーチコンテスト。審査員は、インドネシアと日本をつなぐ会社の社長さん、そしてNP(日本語パートナーズ)から2人です。(全て日本人)

 

ほとんどカンペなしで、流暢な日本語でのスピーチ。誰が優勝してもおかしくない。

 

優勝した男の子は日本語勉強歴3年。1年前に出た文字カップ(lomba tulis : 文字コンテスト)で失敗してしまった彼。しかし、彼は諦めず、それがきっかけでもっと日本語を勉強するようになったとのこと。

 

 

「失敗しても終わりではない。諦めることが終わりである」

 

 

という内容のスピーチでした。んー深い。すごすぎる。考えさせられるスピーチですね。

スピーチ後には、審査員からの質問タイムがあります。唯一彼のみ、通訳を挟まずに回答しました。すごい!

 

私のCPの先生は複数校で教えていらっしゃいます。その中の1つの学校から4人がスピーチコンテストに出場しました。2~5位を総なめ!初出場ですごいですが、生徒たちは悔し涙。青春。その涙に私もちょっとうるっと。日本語に対する熱意からの涙で、嬉しかったです。

 

少し話それますが、スピーチコンテストの会場が教室だったのですが、なぜか電球が1つもありません。(電球が全部取れている)。

ゆえに、スピーチが進むに連れて、誰がスピーチしているかわからない、、、審査員もメモできない、、、私が持ってきていた懐中電灯で、スピーチする高校生を照らすという。最高ですね。

 

 

ダンスコンテストの前に、ブレイクタイムがありました。

 

 

「誰か日本語の歌、歌える人〜!?」

 

 

という司会者によるゲリラ募集。

 

 

 

はい!

 

 

とCPの先生が名乗りあげる。

 

 

すごい。。。

CPの先生と生徒さんによる、アンジェラアキさんの『手紙~拝啓15の君へ~』。圧巻!

 

 

 その後インタビュー。CPの先生が、

 

 

 

 

 

「makiせんせいは歌が好きです」

 

 

 

 

 

 

え、

 

 

 

 

 

 

なんて言った?

 

 

 

 

 

あたしのこと言ったか?

 

 

 

 

 

 

「じゃあmakiせんせい、前へどうぞ!」

 

 

 

 

 

 

来たよこのパターン、、、、

 

 

拍手で迎えられる。うわーこれは歌わないと。

生徒さん8人ぐらいを前に連れて行きました。

 

 

 

 

「自己紹介どうぞ!」

 

 

 

んー、とりあえず受けのいいマナド語の自己紹介しました。

 

 

盛り上がる会場。客は400人ぐらいでしょうか。よかった、、、、。ここ2週間でメンタルが鉄になっております。

 

 

「makiせんせいは、インドネシア語上手!わたし、日本語、まだまだね〜」

 

 

と司会者。実は、司会者は、マナド大学の教授。女の方です。なぜかとても気に入られました。

 

秦基博さんの『ひまわりの約束』を生徒さん、先生と一緒に歌いました。楽しかったですねぇ♫

 

 

続いてダンスコンテスト。日本の歌•曲が1曲でも入っていればオッケーみたいです。

こちらにも先ほどのCPの先生の生徒さんが出場。AKB48の曲で踊りました。文化祭まで学校のバスで一緒に行ったのですが、その車内でもずっと練習していました。mantap!(最高!)

ダンスコンテストもどこが優勝してもおかしくない!インドネシアでは、歌とダンスが好きな人が多いです。特にダンスに関しては、みなさんポテンシャルがすごいです。

 

ダンスコンテスト中。スピーカーから音が出ないトラブルが。

 

 

「では、日本語パートナーズのみなさん、前に出てきて〜」

 

 

と司会者。

 

おやおや、これはまたか?!

 

 

生徒さん、先生が、わたしの背中を押す。

 

 

「あらっ、makiせんせーい!まえきてー!わたしをたすけてー!」

 

と司会者の先生。先生、恥ずかしいっす😅

 

日本語パートナーズの自己紹介をしました。

いきなりの無茶振りにも対応します。本当にアドリブ力はつきましたね。まだインドネシアきて3週間ほどですが。

 

 

 

 

夜に結果発表。

 

 

「makiせんせい、トロフィーを渡してほしい」

 

 

と委員会の方から指名が。

 

歌コンテストのトロフィー授与をさせていただきました。

 

受賞者の方と握手するたびになぜか歓声がおこります。

 

なんでー?!

 

私の出番が終わり、舞台を降りた途端、

私を取り囲む学生たち。

 

 

写真とってください!

 

 

握手してください!!!

 

 

ざっと100人はいましたね。

 

 

嬉しいですが、ちょっとえくぼが疲れます💦

 

文化祭の二日間で、写真、握手をたくさんしました。写真に関しては何枚でしょうか。もう人生で一番撮ったと思います。500枚は超えてると思いますね。日本人は珍しいようです。

 

 

結果発表でびっくり。なんとダンスコンテストで、CPの先生の生徒さんが一位!

先生、生徒さん、号泣。ハグ。

その流れで、私も全員とハグしました。

青春、いいなぁ〜。

学校の先生もいいですね。

本当に嬉しかったです。

自分の担当の生徒さんではないですが、嬉しくて。

生徒さんにも感謝です。見知らぬ日本人が2日間ずっといたわけですから。受け入れてくれてありがたいです。

「せんせい、自分の学校にきてください」と言ってもらった時は、よっしゃー!と思いました。

時間があれば是非。CPの先生とも話し合って。また会いたい。

 

 

 

みなさん日本が好きで本当に嬉しいです。

私もインドネシアが好きです。

みなさんとの出会いに感謝。

 

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