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coba-cobaはインドネシア語で「やってみる」。インドネシアで、日本で、いろんなことに挑戦してみる。

182日目 派遣地最終夜 【これから日本語パートナーズになる人、異文化で住む人へ】

久しぶりの投稿になってしまい申し訳ありません。

そして、今日で派遣地での任務は全て終わりました。後は残りの事務仕事等終えて、帰国する予定です。

 

今日はざっくりとこの6ヶ月間を振り返りたいと思います。そして、これから日本語パートナーズとして活動する人、あるいは異文化で住む人に向けてメッセージを送ります。

1NP(日本語パートナーズ)のつぶやきとして読んでください。

 

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なにより、最後まで任務を遂行できたことが良かった、それだけです。

6ヶ月を振り返ると、何度もやめたい、ツライと感じた瞬間がありました。

そんな中でも、生徒、先生、店の人、周りにいる人たちの笑顔に支えられた気がします。自分の周りには笑顔の人がたくさんいました。それだけで嬉しい。大きな揉め事もなく、日本語の先生との人間関係にも問題はなく、むしろ相性が良かったように思います。先生方はどう思っていらっしゃるかはわかりませんが、最後まで愛情を感じたので、良かったんだと思います。とにかく達成レベルは高く設定しないことです。自分に甘くいきましょう。

 

この6ヶ月の前に、研修がありました。その研修で先生から言われた言葉があります。

Adaptasi

Besar hati

Coba

これは、"海外で住む時のABC"と言われました。英語でもABCになります。

Adaptasiは、英語でAdaptation、つまり適応。

Besar hatiは、英語でBig heart、つまり大きい心。

Cobaは、このブログのタイトルにもなっていますが、覚えていただいていますでしょうか?英語でChallenge、つまり挑戦。

 

まずは海外で自分は少数派だから、合わせられるところは合わせる、の適応。

次に起こることに対して寛容な目で見る、の大きい心。

そして、できそうなことにはチャレンジ、の挑戦。

 

まぁ言葉で言うのは簡単ですが、実際は難しいです。わかっていてもできないこと、認めたくないこと、耐えられないこと、たくさんあります。

本来大事なのは、ここからだと思います。この耐えられない状況、精神どん底の状況からどう復帰するか。ここを考えることが大事だと思います。

では、私がこの6ヶ月の間で何をしたか。それは、"コーピング"です。

 

コーピングとは、ストレスに対して意図的に対処することです。

皆さんは何をしている時が楽しいですか?あるいは、嫌なことを忘れられる瞬間はどんな時ですか?

私の場合は、

・コーヒーを飲む

・youtubuで面白い動画を見る

・写真のスライドショー動画を作る

・ブログを書く

・カラオケに行く

・買い物に行く

・寝る

などなど。些細なことから大きなことまであると思います。

まずは、自分のコーピングとなりうることは何かを考えましょう。できれば出国前に済ましておくといいです。私は『コーピングリスト』を手帳に書いています。

コーピングリストの数は、多ければ多いほどいいです。どんな些細なことでも構いません。それが後々自分の励みになります。

嫌なことなどを考える暇を与えないことが、何よりも大切なことです。悩んでも解決しませんし、周りの文化が変わることはありません。他人の性格を変えることもまぁできないですし、自分を押し殺すことはもってのほか。

このリストは日本に住んでいる人も、是非皆さんに作っていただきたいです。

 

そして最後に。

どうか自分を卑下しないで。褒めてあげてください。

挑戦を選んだ自分を褒めて。困難を乗り越えた自分を褒めて。

褒められて嫌な気分になる人はいないと思います。

集中すると自分のことが見えなくなります。本当にいいのかな、自分は向いていないんじゃないか、だめだ・・・と思ってしまうかもしれません。

でも新たな世界に飛び込んだ時点で、もう頑張ったんだから、褒めましょう!

 

あとは笑顔を忘れず。

 

これにて言いたいこと終了。

派遣地にて静かな夜を過ごしたいと思います。

ありがとう派遣地。なんだかんだあったけど、この町が好きだ。

 

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日本で待っている皆さん、もうすぐ帰ります。

日本語パートナーズになることができました。

 

そして、このブログを読んでくださった皆さん。応援ありがとうございました。残り数日ですが、改めて気を引き締めて、帰宅するまで任務を遂行します。

 

172日目 インドネシアに持ってきたもの通知表 (持ってきてよかったもの、いらなかったもの完全版)

今回は、『インドネシアに持ってきたもの通知表』

 

私が実際にインドネシアに持ってきたもの(のほとんどを)それぞれの評価をしたいと思います。

あくまで私の意見ですので、参考程度にご覧ください。

 

 

評価

S→絶対必要

A→あって良かった

B→なくても良かった

C→いらなかった

 

 

私の派遣地の環境

・北スラウェシ

・店が少ない

・都会まで車で1時間

・滞在は10月から3

・平均気温は28

です。

 

____________________

<衣類>

B・半袖Tシャツ2枚 :売っているから

A・トレーナー1 : 風邪をひいたときに使った、雨季は冷える、1枚あるといい

S・白シャツ1: フォーマルとしている

S・黒パンツ2 : 同上

SS・スカート1: もっと持って来れば良かった。スカートの方が楽

A・ジャージのズボン1: スポーツ用

A・リラコ2:

B・靴下3 : 履くときがあまりなかった。でも1組はいる。

C・ストッキング1 : 使っていない

C・カーディガン : いらない

A・ヒール(黒)1 : インドネシアは靴が高い

A・クロックス(青)1 : 同上

B・水着セット : たくさん売っている

C・ポンチョ1 : 使っていない。雨季はそれどころではない。

 

<お風呂セット>

B・シャンプー2 : 特にこだわりがないならいらない。たくさん売ってる。

B・リンス1 : 同上

B・石鹸3 : 同上

B洗顔: 同上

S・メイク落とし1 : インドネシアは高い

A・歯ブラシ3 :売っているけどサイズが大きい

B・歯磨き粉1 : こだわりがないならいらない

SSS・バスタオル1:現地のものの吸引力が・・・。もう1枚あればよかった。

SSS・白タオル3 : 同上

B・カミソリ2 : 売っている

 

 

<文房具>

B・ハサミ : 売っている

B・シャーペン : 使う場面があまりない

Bシャー芯 : 同上

A・ものさし : 売っているけど質のことを考えると

A・カラーペン8色 : なかなか売っていない

SS・スタンプ : スタンプがあるだけで、生徒がノートを取ってくれるようになる。

C・スタンプ台 : 売っている

S・シール : 喜ばれる

SS・マスキングテープ : 喜ばれる。黒板に紙を貼る際にも使える。

A・消しゴム : 質的に。

Bインドネシア語辞書 : 本屋にある。ただインドネシア日本語 は持参の方が良い。

A・電子辞書 :

B・単3電池10 : 売っている。2本ぐらいでよかった。

C・ルーズリーフ : ルーズリーフの文化がない。ノートの方が便利。

B・新品のノート : 売っている。質の問題。

S・クリアファイル : もっと持って来ればよかった。売っているけど現地のは薄いし高い。

A・日本の広告 : 日本文化を教えるのにはとても役立つ。

SSS・延長コード1 : 海外といえばこちら。これは必需品。

 

 

<食品>

S・缶詰4 :助かった。ありがとう。サバの味噌煮が感動でした。

A・ふじっこ2 : 助かった、、、、。

A・ふりかけ4 : 文化紹介にも便利

A・さとうのごはん : 米の種類が異なるから、たまに食べると感動。

A・お吸い物 : 便利。

S・お茶漬けの素1 : 最高。

SSS・インスタント味噌汁2 : 味噌汁最強です。

A・インスタントしじみスープ1袋 :美味しい。

S・インスタント野菜スープ1 :野菜不足を防ぐのにはよかった。

A・コーンスープ1 : 美味しい。

B・コーヒー パウダー :コーヒー大国。店にたくさんある。

B・抹茶ラテ パウダー : 売っている。

A ・鰹節 : 美味しいなぁ。

A・味付け海苔 : 最高。韓国海苔ならたくさん売っている。

 

 

<薬・虫対策・日用品>

A・絆創膏 : 持っていて損はない。

Sロキソニン : 持っているだけで安心。

Sビオフェルミン : 同上

S・風邪シロップ : 同上

S・目薬 : 目が痛くなることが多かった。

C・綿棒 : 売っている。

B・熱さまシート ; 売っている。

Bサロンパス :使っていない。売っている。

A・ムヒ1 : いりますね。

C・コンバット1: 虫対策は現地に売っているVAPEがおすすめ。

B・ブラックキャップ1:ありがたいことにコスが綺麗だったので必要なし。でも他のNPはあってよかったと言っていたから環境による。

S・体温計 : 特に長期滞在する人はいる。体温を知ることで早めの対策ができる。

A・ヘアピン : 売っているけど、大量に入っているから、使う分だけ持ってきた方がいいかも。

S・ヘアゴ : たくさんあることでいろんな用途に使える

SSS・日焼け止め2 : 現地はちょー高い

S・化粧水1 : 同上

A・マスク : いりますね。

A・ミニシーブリーズ1 : 現地は高い

B・おしりふき2 : 売っている

B・除菌シート1:売っている

C・裁縫セット: 使っていない。仕立屋さんなど多い。

S・メガネ1

S・コンタクト

SSS・コンタクト洗浄液 : 売ってない。見たことがない。

A・サングラス :売っているけど、”質”問題。

A・ピンチハンガー : 旅のお供ですね。

S・洗濯バサミ ; 高い。

A・ハンガー : もっと持ってこればよかった。高い。

C・ゴミ袋: 売っている

A・折り畳み傘 : 質。

B・割り箸 : 売っている。最初の数日のために持っていくぐらいでいい。

C・保冷バッグ : 使わなかった。自炊とかするならいるかも。

S・エコバッグ : こちらも旅のお供。何かと使える便利もの。

B・生理ナプキン : 日本製がたくさん売っている。

A・水筒 :保温性がある水筒はなかなか売っていない。

A・ペットボトルカバー : ペットボトルをもらうことが多い。便利。

B・ポシェット : あまり使わなかった。

 

 

<ガジェット>

SPC : 無いと仕事にならない。

SS・バッテリー : 停電になることが多かったから必要。

A・変換プラグ : 現地に売っているが、すぐ必要なものだから。

AUSB2 : 日本で買うほうが安いし安心

S・懐中電灯 : 停電が多かった。あって損はない。

 

 

海外旅行/海外生活/パッキング/インドネシア/スラウェシ/荷物/持ち物/日本語パートナーズ・

170日目 インドネシアで生活してみる(2) KFCに行こう

みなさん、こんにちは。

最近片手でランブータンの皮を剥けるようになりました。

 

130日目 インドネシアで生活してみよう その1 ATMを使ってみる - チョバチョバ - coba-coba indonesia

 

↑第一弾はこちら

 

KFCへ行こう!

 

KFC(ケンタッキーフライドチキン)はとても人気ですね。まず鶏肉をよく食べる地域ですから人気です。ケンタッキーを真似た?(影響を受けた?)店もあちこちにあります。

私の派遣地域で見つけたファーストフード店は、

・CFC

・Ditaki Fried Chicken

・ゲンタッキーフライドチキン

  

いかにKFCが浸透しているかがわかるかと思います。

 

話脱線しまして、

KFC の読み方ですが、

インドネシアのアルファベットの読み方だと、

"カー エフ チェー"

になりますが、

現地の方は

"ケーエフシー"

と呼んでいました。同じですね。

 

 

 

 

KFCでイートインしてみました。この半年間で10回は行ったかも、、、、。

 

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3品。

・twistyは、ツイスターのこと。味は一種類です。

・cream soupは、クリームスープ。

・FF Regは、フレンチフライレギュラー。ポテトのことです。

 

 

おいおい、チキン食べてないやないか、

というツッコミが聞こえてきそうですが、私はこの3種が好きなので( ̄▽ ̄)

 

 

驚きポイントは、値段です。

ツイスターとポテトはRp16364。だいたい¥130

クリームスープに至っては、¥65くらい。

安っ!

 

ちなみに、チキン1ピース、ご飯(インドネシアのKFCはご飯が付いてきます!)、ペプシの、コンボセットは、Rp28636。だいたい¥220。安いですよね!

 

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はい、これがツイスターです。

あれ、想像と違うな、、、

私も思いました(笑)

一回り小さいかなぁ。

でもめっちゃ美味しいです。

ただし、出てくるのに時間がかかります。たぶんあまり頼まれないのだと、、、ファストフードという概念は忘れていただいたほうがいいです😂

 

 

私の派遣地域で唯一クーラーの効いた店なので、本当に暑い日は、ケンタッキー一択です。

 

 

ちなみに、、、

 

先程ちらっと紹介した、コンボセット。

2つ頼むとCDがもらえます。

毎回店員さんに言われます。

「コンボセット2つでCDついてきますよ!」

マニュアルなんでしょうね。

コンボセットを頼んでいなくても、言われます。いや、私一人でそんなに食べないですよ、、、っていつも思いながら。

 

 

 

ただ、インドネシアの人と一緒に行くと、なぜかCDをもらえるようにたくさん頼みます。

 

 

以前4人で食べに行った時に、

5人前頼むとCDが3枚もらえるといわれ、

インドネシアの人が5人前注文していました。

 

 

 

誰がたべんねーーーん!

 

 

 

 

と(心の中で)突っ込みました。

 

 

 

 

 

「はい、持って帰りな」

 

 

 

 

 

 

わたしかーーーいっ!

 

 

 

(2019/03/13時点 レストランで食べる場合、10%の税金がかかります。)

162日目 彼にとっての"日本語のせんせい"

mknesia18-19.hatenablog.jp

 

こちらの記事を覚えていますでしょうか?

読んだことない、あるいは、覚えていない方、まずはこちらを読んでください。

 

 

今回は、この話の続編になります。

 

 

 

 

1月下旬に、MGMP(日本語教師会)がありました。

 

その時に、ある先生が1人私に近寄ってきました。

トンダノの先生。

 

「先生、来月の下旬、学校にきてくれませんか?」

 

そうだ、そうだ、私は1月に来てくれと生徒(彼 : 10月に魚をくれた生徒)から言われていたんだった。

 

「彼がずーっと、先生のことを待っているんです。」

 

彼との約束を破るわけにはいきません。

日本語のせんせいとして、必ず叶えると誓いましたから。

 

 

 

自分の派遣校の先生方、そして校長先生から許可をいただき、2月下旬に、彼の学校にお邪魔しました。

 

初めての日本人。NP(日本語パートナーズ)のいない学校です。

 

学校全体がとてもウェルカム状態で待っていてくれました。

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校長先生をはじめ、先生方、そして生徒によるコリンタン(北スラウェシの楽器)の演奏。とても嬉しいです。同時に、緊張してはるのもわかりました(^_^;)毎回そうです。会って早々緊張していない人はいません。特に外国人相手だと緊張しますよね。

 

すると、女性が1人、私のところへ寄ってきました。

 

「先生、お会いしたかったです。本当にありがとうございます。」

 

なななんと、彼のお母さん。

 

「お母さん!魚美味しかったです!本当にありがとうございました!」

 

直接、お伝えできたのは嬉しかったです。数分のために、学校に来ていただいたそうです。感謝です(´;ω;`)

 

 

2クラスで授業をしました。

1クラス目が終わり、2クラス目へ移動する時に、例の彼が迎えに来てくれました。

 

なななんと、丸坊主になっていました。

「え、前会った時は、もっと髪の毛長かったよね?」

と聞くと、

「せんせい、ハゲになりました、僕は髪が長かったですから、先生に切られました。」

おいおい、nakal(いたずらっ子)かい!笑

インドネシアの高校の多くでは、男子生徒は、髪が長かったら先生に切られます。昔、多くの日本の学校でもありましたよね?

そして、もう一つ驚いたこと。それは、日本語がペラペラになっている...!この彼のセリフは、彼が言った言葉そのままです。"切られました" と、受け身が使えてるのも、すごい.....!!

「日本語ペラペラだね〜」

「いえいえ、まだまだです。」

謙遜も言える....!

「せんせい、次(のクラス)は気をつけてくださいね、みんな、やんちゃですから。」

そうなの〜!?!

と彼の言葉を半信半疑で聞いていましたが、まぁ彼の言葉通りだったかもしれない(笑)

 

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学校でお昼ご飯をいただき、先生方と談話し、帰宅することに。

「せんせい、本当にありがとうございました。せんせいは来てくれると思っていました。」

信じてくれてたのは、嬉しいな。それにしても本当に日本語上手になった。感動。

「俺、とても嬉しかった、あ、違う、めっちゃ嬉しかったで。」

私が関西出身ということ、覚えてくれてたんやな( ̄▽ ̄)笑

「先生もめっちゃ楽しかったわ、おおきに、ありがとう」

関西弁サービスをしておきました(笑)

 

それから一週間後。

マナド で、「日本語コンテスト」がありました。

日本人が読む文章を聞いて、文字に起こすというコンテスト。

以前、委員会の方から、協力依頼をいただいていたのですが、その日、派遣校でのラスト授業。どうしてもラスト授業は外せないため、お断りしました。

私以外のNPは全員参加されたそうです。

 

その日の夜。

トンダノの先生からメッセージが来ました。

 

 

 

「先生、彼が優勝しました。」

 

 

 

えええええええ

すごすぎる......!!!!!

「先生は、なぜいませんでしたか?」

と。歓喜の瞬間に立ち会えなかったのは、残念ですが・・・云々と、送りました。

 

すると、彼からメッセージが。

「さっき、先生を探したのに来なかったよな」

 

SNSになると、語尾が友達調になる彼(笑)

 

「先生は学校に行っていました。見たかったなぁ〜」

 

と送りました。

 

「先生がいると、俺は嬉しくなる。終わったから仕方がないね。先生、すぐに日本に戻るからね(涙)いつか日本で会おう。これからも日本語の勉強を頑張る。」

 

と返事が。

 

「先生もインドネシア語の勉強を頑張ります!」

 

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トンダノの風景。

 

161日目 別れの季節

今年は、大統領選挙が4月に行われます。

それゆえに、毎年4月下旬に行われていた高3生が受ける国のテスト(ujian nasional : 卒業認定試験)が、3月下旬〜4月上旬に変更になりました。

 

よって、国のテストへの対策も前倒しになり、3月は授業が0になりました( ;  ; )

日本語パートナーズの活動として、授業以外にはクラスに入ることができません。

今年は異例です。我々の活動は3月下旬まで。よって、授業は2月で全て終了しました。

 

 

先週は、お別れの1週間。(と言ってもまだマナドにはいますが、先生としてはラスト)

派遣校でのお別れ、そして、招待状をいただいた3校に行きました。そのうちの2校はNP(日本語パートナーズ)がいない学校。一度限りの訪問になります。(また後ほど、このお話について書きます)

 

想像以上に早いお別れに、私も驚きでしたが、それ以上に悲しんだのは生徒たち。

「今日で日本語を教えるのは最後です」というと、涙を流す生徒たち。

私はこういう時はあまり涙を流さないタイプですが、彼たち、彼女たちの涙を見ると堪えることが出来ませんでした。そんなに自分が影響を与えたイメージがなく、『バイバーイ』ってすぐ言われておしまいだと思っていたので、想像以上の反応に涙が止まりませんでした。

 

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カメラを向けると笑顔で写ってくれる生徒たち。日本語を勉強している時のキラキラした目は忘れられません。

 

手紙やメッセージをくれる子もたくさんいますが、日本語を使ってくれるのが一番グッときます。

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150日目 日本語パートナーズになって得たこと

派遣期間も残り1ヶ月ちょっとになりました。

早かったといえば早かったし、長かったといえば長かったです(笑)

 

 

なぜ早かったし長かったと言ったか。

それは、良いこともあったし、嫌なこともあったからです。

良いことも嫌なことも、全て経験。もうブログには書ききれないくらいあります。

 

 

良いことだと、

・日本文化紹介がうまくいった

48日目 これまでにした日本文化紹介(1) 日本語パートナーズ - チョバチョバ - coba-coba indonesia

133日目 これまでにした日本文化紹介(2) 日本語パートナーズ - チョバチョバ - coba-coba indonesia

・学校の先生、生徒が日本語を使ってくれるようになった

・人の優しさを感じた

・大掛かりなイベントを現地の方と一緒に成功させた

 

 

嫌なこと(あまり良くはないこと)だと、

・男性からのアプローチ等に悩む

71日目 "外国人"になって2ヶ月 (カルチャーショックと異文化適応) - チョバチョバ - coba-coba indonesia

・病院に行った 

145日目 海外の病院に行った話。 - チョバチョバ - coba-coba indonesia

オレオレ詐欺にあった

141日目 2月9日事件 - チョバチョバ - coba-coba indonesia

・プライベートが全て筒抜け

 

 

などなど。。。。

自分が想像しないことが起きるという点で、面白かったですね。それにどう向き合うか、どう耐えるか。常にチャレンジが目の前にある環境でした。

 

 

このような経験から何を学んだか。

そのことについて、今日はお話したいと思います

 

 

 

(1)やってみよう

「失敗したらどうしよう・・・」と悩むことがなくなりました。逆に、「なんとかなるやろ」「とにかく行動に移そう」と思うようになりました。

 

なぜかと言うといろんな「限り」があるからです。

まず、派遣期間。

準備する上での、物、食べ物。

場所。

停電するかもしれない。

 

とにかく日本と環境が違います。限りがあります。

100%を目指す必要はないんです。とにかくやってみよう。あるものでやってみよう。きっとうまくいきます。だいたい合格点のものができます。

「自分の理想の100%」ではなく、「その環境でできる100%」を目指しましょう。

それが自分の理想の50%にすぎないかもしれない。それで落ち込む人がいますが、それは考え方が間違っています。この考え方はパートナーズ活動に限らないと思います。

理想を高く持つことは良いことです。でも、理想とのギャップで落ち込む必要はないです。理想はあなたの頭の中にしかないですから。高く持つことで、現実でできることを熟考することができるようになると思います。

 

 

 

(2)やさしい日本語の習得

日本語の先生との会話では、なるべく日本語を使用するようにしています。だからと言って、日本で話しているような感じで話してはいけません。

ゆっくり、はっきり、簡潔に、標準語で。

これを「やさしい日本語」と言います。

 

例えば、この上4文をやさしい日本語に直すと、このようになります。

私が日本語の先生と話すときは、私は日本語で話します。でも、日本語を話すだけではいけません。ゆっくり、はっきり、簡単に、そして丁寧に日本語を話します。「やさしい日本語」で話します。

 

だから、こちらで話す私の日本語は、知り合いが聞くと違和感しかないと思います。自分でも違和感ありありなので。

やさしい日本語を意識するようになると、自分の言いたいことがもっと具体的になります。そして、意見が白黒はっきりします。

また、外国人だけでなく、日本人にもわかりやすい文になります。

イメージとしては、英語の直訳っぽい文章に近いと思います。

 

 

(3)今できることは今する

(1)やってみようと被りますが、"すぐに行動に移す"ということです。

これまでに何度か失敗したからです。

・携帯の充電が30%くらいになっていて、まだまだ使えるなぁと思っていたら、停電になって、そこからまる一日停電になった。

・洗濯物をランドリーに出そうと思ったけど、まだ少なかったから、翌日に出しに行ったら、ランドリーがその日から二週間休業に入った。

・お金をおろすの明日でいいや〜と、翌日にしたら、ATMがその日からなくなった。

・ミロを買いにスーパーに行ったら、1ヶ月くらい在庫が入らないと言われた。

 

これもまた環境によるものです。

「いつでもある」「いつでも手に入る」環境ではありません(not available)

『今できることは、今する。』この考えを持って生活しています。

お風呂は外が暗くなる前に入る。バッテリーをフルにしておく。水を買いだめしておく。などなど。

 

 

 

 

(4)自分を褒める

日本語パートナーズの活動で、これまでで一番難しかったことは何か、と聞かれたら、迷わず「メンタルケア」と答えます。学校ではたくさんの先生、生徒に囲まれ、楽しく授業をしますが、生活の大半は一人です。

一人になると色々考えます。落ち込む自分を励ますのも自分、奮起させるのも自分、これからどうするか考えるのも自分。こんなにも自分に向き合ったことはないです。

これは「自分」という相手とのコミュニケーションです。

褒めると、褒められた人は嬉しいですよね。じゃあ自分のことも褒めましょう。

大切なのは、しっかりと言葉にすること。心の中で言ってください。

「よっしゃ、今日の私よく頑張ったー!」とか、

「また新しいマナド語覚えてるやん、すごっ!」とか。

何も考えずに日本語を喋れる相手って、自分しかいないんですよね。

 

 

 

(5)考えは声に出して初めて意見になる

当たり前なようなことを言ってしまいましたが・・・。

要するに、「察する文化」は日本特有のものだということです。

この半年でいろんな人と話し合いをしました。

学校の先生、近所の人、コスの人、大学の先生、

また日本語パートナーズの人、国際交流基金の先生やスタッフ・・・。

私の場合、相手は95%歳上の人です。

意見を待っていてもきませんし、いちいち聞いてくれるということもありません。

自分の考えは言葉にして初めて社会に存在します。それは感情もです。表情だけでなく言うことが大切です。「いいですね!」とか「嫌です!」とか。

日本語やインドネシア語で言えなかったら、英語で言ったり、とにかく間違ってもいいから言いました。

一番怖いことは、言わずに我慢すること。これはしんどいです。本当に(−_−;)

 

 

 

 

147日目 日本とマナドの生活における違いについて 

この記事に関しては、実はこれまでに他のサイトに投稿していました。

現地の先生や大学生など日本語を勉強している方に向けて、そして日本語パートナーズのメンバーやインドネシア語を勉強している方に向けて書いていました。

日本語とインドネシア語で書いていました。

とても好評で、第3弾まで進んでいます。

マナドの人も、日本の人も、とても興味深い内容のようです。

 

このブログでは書いていなかったので、今回は書きたいと思います。

これまでに書いたものと被っているところもありますが、このブログは日本語のみで書いているので、より詳しい描写ができるかなぁと思います。

 

 

・私の地元(日本)」と「私の派遣地(マナド)」での違いです。

・この「違い」は、あくまで私が感じたことです。

・全ての人がそうである、と言っているわけではありません。

・どちらの文化が良い、と言っているわけでもありません。

・へぇ~そんなんや~程度に楽しんでください。

 

____________________________________

・街灯がない

日本って本当に明るいです。明るいというか眩しすぎるくらい。

6時をすぎると、日が沈みます。そうすると真っ暗。

車が通れば明るい感じです。

ただ、星がとてもきれい!!!写真に収めらないのが残念。

 

 

 

・側溝は穴

まず歩道がないです。

道の両側に側溝があるんですけど、側溝というか穴ですね。

隠していない落とし穴のような感じです。

気をつけて歩かないと、たまにハマります。

夜は要注意です。

街灯がありませんので。

 

 

 

・信号機がない

マナドでは二機見つけました。

私の住んでいるところにはありません。

いや、あるんですけど、機能しているところは見たことありません。

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(この信号が機能する日はくるのか、、、そしてしれっと穴が写っています)

 

 

・雨じゃなくても停電

停電は週2ペースであります。

もう慣れました。

停電って、大雨の時とか、地震など、自然災害があった時に起こるイメージでしたが、快晴の日でも停電になります。

それだけ供給が不安定ということです。

ちなみにマナドでは12月は停電が多いです。クリスマスに向けてイルミネーションでみんなが電気を使うからです。

 

 

 

・お釣りが多かったり、少なかったり

インドネシアの硬貨で一番小さいのはRp,100100ルピア)です。

なのに、合計金額が「Rp.21362136ルピア)」のように、1の位、10の位も使用することがあります。

 

じゃあ、もしお釣りが「Rp.2136」だった場合。

Rp.2100の時もあるし、

Rp.2200の時もあります。

はたまた、Rp.2000の時もあります。それは店にコインがない時。

 

お釣りがないことが多いので、できるだけちょうどで払うのがいいです。

 

 

 

・支払う前に飲む人がいる。

ミニマート(コンビニ)でよく見る光景。

レジに持って行く前に、蓋を開けて飲む人がいます。

たまに飲みきったペットボトルをレジにおく人もいます。

つい昨日は、アイスを食べながらレジに並ぶ人。このアイスはまだ買っていませんよ!まだ売り物~!!!

その後、ちゃんと支払いされているので大丈夫ですが、いまだに慣れません…!

 

 

 

・野菜、果物、肉、魚、すべて量り売り

これは市場だけではなく、スーパーマーケットでも。

袋に入れて、量ってくれる店員さんのところに持っていって、シールを貼ってもらいます。

だいたい1箇所しかないので、満員の時は、まず量ってもらうために15分待つことも。

そして、大量買いが多い!

ちょっとしか買わないのは、私ぐらい・・・(笑)

 

 

 

・一人暮らしだと外食が多い

まず一人暮らしの人がそもそも少ない。

家族で暮らすことが多い地域なので、一人暮らしは珍しいです。

で、一人暮らしの人は外食が多いです。なぜなら安いから。

そして、インドネシア料理は作るのが結構大変。

香辛料を合わせたりする作業が大変です。

それを一人のためにするとなると・・・・外食が楽です。

 

 

 

・台所のガスは使い切り式

なんと言っていいでしょうか。自分はこのタイプが初めてだったのでびっくりしたんですけど。

まず台所という台所はないです。

家の裏にガスコンロが置いてあって、でっかいガスがあって、そこからチューブをつなげて使います。

なので、ガスがなくなったら、料理はできません。

「ガスを買いに行く」という行為に当初驚きを隠せませんでした。

 

 

 

・学校にセールスが来る

といっても、文房具屋さんとか写真屋さんではありません。

これまでに見たのは、

化粧メーカー、銀行、ガス、料理器具屋。

全く学校に関係がない会社がくるので、びっくりです。

これは、職員室にいる先生方に対してのセールスです。

で、メーカーのセールスが来ると、授業がなくなります。え、いいの?(゚Д゚≡゚Д゚)

 

 

 

・ホワイトボードのペンを持って来るのは生徒

先生は持っていません。

毎回、生徒が持ってきます。

つまり、生徒が買って持ってきます。

予算の関係なのでしょうか。わかりませんが。

だから、生徒がもしペンを持っていなかったら、授業はホワイトボード無しになります。

 

 

 

・先生の家族の誕生日だったら、授業はなくなる

こちらはとても家族を大切にする印象です。

何事も家族が優先です。

誕生日だけでなく、例えば、お子さんが腹痛だったら、先生は欠席されます。

 

でも、残念なことに、最初「え、そんなことで」とちらっと思ってしまいました。

そう思ってしまう環境が自分の当たり前になっていたんだなぁと、ハッとした瞬間です。

 

 

 

・冠婚葬祭は関係ない人もウエルカム

これは以前も少し書きました。

たくさん来ればくるほど、良いという考えです。

冠婚葬祭は10回以上は行きましたね。

日本人というだけでかなりウエルカムです。

あと、冠婚葬祭では歌を歌います。

何百人もの前で歌ったことも、何回もあります。ハートも強くなりました…!!

 

 

・椅子、トイレ、レジは早い者勝ちの傾向にある

一列に並んで待つということがないですね。

トイレだったら、トイレごとに並ぶ。

椅子が出てきたら、早く座った人のものになる。

レジが空いたら、行った人から。

二番目でお待ちの方〜という制度はありません。

日本でよく見る『どうぞどうぞ〜』の光景はこちらにきて見ていない、、、、。

 

 

今日はここまで~。

145日目 海外の病院に行った話。

前回、29日事件というものをお送りしました。

(まだ読まれていない方は、先にお読みください。)

mknesia18-19.hatenablog.jp

 

 

それの続編です。

 

快方に向かっていると書いたんですけど、

確かに炎症は快方に向かいました。

ですが、別の症状が出まして。

病院へ行きました。

 

 

ということで、

今日は、

病院に行った話。

(前回は診療所)

 

 

 

話すと長くなるので、今回は、

 

 

"初めて海外の病院に行った私"

 

をテーマに話したいと思います。

 

 

 

まず、病院の予約を取るのに時間がかかったこと。

外国人でかつ私費留学とかではないのでスッとはいかない。

自分一人で勝手にしていいものではなく、まぁ色々ありまして。

20時間かかりました。。。。

ん~大変でした。

 

 

 

この20時間で、できるだけ医療用語を勉強しました。

インドネシア語専攻といえど、病院で使う用語はほとんど知りませんし、英語でもわかりません。

インドネシア語、英語、両方勉強しました。

まず、自分の症状は言えるように。

そして、これまでに使った薬の名前、効果、自分の感想と。

身体の部位、そして薬の飲み方の尋ね方と、答えになりそうな文章を。

 

 

 

今回の場合、ただ行って付き添いの人に聞いてもらうということができません。

なんせ言語が違います。

自分の身体は自分で守る。

そういう思いで勉強しました。(勉強というかメモったというか)

 

 

なんだかんだあって病院へ。

病院の独特の匂いがありますよね。

今回は全く感じませんでした。

無臭。

あの病院の匂いは何処へ。

 

 

受付。

初めての人は登録がいる。

登録の紙はインドネシア語のみ。

でも全て知ってる単語だったからよかった。

結婚してるかどうか答える欄があったけど、日本でもあります?そんなこと聞かれた記憶がない、、、、。

あとは、インドネシアらしい質問、「宗教は?」。

インドネシアに行かれる方は、宗教欄を埋める準備をしておいてくださいね。

 

 

そして最後は、サインを書かされる。

海外に行くとよくサインを求められますが、自分のサインなんて作ったことない。。。

漢字で書くが、そうすると現地の人が読めなくて本当に合っているかわからないということが多い。

だからいつも、追加で、tolong tulis nama lengkap (フルネームを書いてください)」と言われる。

漢字で書いたものもフルネームっちゃフルネームなんだけど・・・、こういう場合は、ローマ字でフルネームを書きます。

 

 

待合室。

みんな携帯をいじっている。

自撮りしている人もいる。

その写真はFacebookInstagramにあげるのかな?

待合室の椅子はパイプ椅子。

 

 

 

 

"atas nama 〇〇!!!!"と呼ばれる。

aras namaは英語で言うregistered

日本語でどう訳していいか自信がないが、訳すなら、「登録された(名前)」

つまり、

「ここに記載されている名前の〇〇!」

と呼ばれる。

はい、呼び捨てです。

と感じるのは日本人だから?

日本語使用者だと違和感ありですよね。

病院とかで呼び捨てされてるのは聞いたことないというか、、、、。

これは日本語の特徴なのか、はたまた日本人の特徴なのか。興味深いテーマです。

 

 

 

お医者さんに症状を言いました。

インドネシア語ペラペラだねぇ!」

と褒めてくださる。

そして盛り上がる診察室。

いや、それはいいので、早く見て欲しいんですけど・・・と思いながら2分。

じゃあこっちきて、とベッドへ案内される。

 

 

診察が終わり、先生から薬の説明。

必死に聞き取ってメモる。

質問もすると、看護師さんや付き添いの方が「お~」「すごいですね~」という。

いやいや、自分のことだししっかり聞かなあかんでしょ~~と心で思いながら、お医者さんと喋りました。

今回も体重は聞かれず。薬の量はどんな人でも同じなんでしょうか。気になります。

 

 

採血検査が必要だったので、一旦待合室へ。

 

ここからです。

何があったかは割愛しますが、採血検査ができたのは、5時間後。

最初に書きましたが、外国人である、そして私費留学とかではない、ということが理由です。

 

 

採血検査では、看護師さんが一人。

Nama sapa?(「名前は?」 [マナド語] インドネシア語だと、Nama Siapa?

Tanggal lahir?(「生年月日は?」)

と聞かれる。

普通に答えた。

 

インドネシア語ペラペラだねぇ!マナド語もわかるんだ!」

と褒められる。

やっぱり気になるのは、明らかに外国人であっても、インドネシア語を使用すること、ましてやマナド語を(笑)

褒めてくれるのはとても嬉しいです。勉強するモチベになります。

 

採血検査が終わり、「検査結果は夜10時にわかります」

ええええ、それは無理だわ・・・。

ということで帰宅することに。

 

その前に薬をもらいました。そこでもインドネシア語での説明がだーーーっと。

飲み方を聞いてメモる。聞き逃したら聞き直す。

 

 

翌日。

採血結果をもらい、先生の元へ。

しかし、先生がいない。

「先生はタバコを吸いに行かれました」

(゚Д゚≡゚Д゚)

ん~病院開いてすぐなんだけどなぁ・・・・。と思いながら、待つこと1時間。

ようやく先生お目見え。

 

 

採血結果を踏まえて、薬を追加。

体調も前日より回復し、顔色も良くなったと言われました。

ありがとうございました~と出て行こうとすると、付き添いの人。

「写真撮りましょう!」

ということで写真撮影。

本当に写真好きですなぁ。

お医者さんもノリノリだし。

こちらが明るいのか日本が真面目すぎるのか・・・。

 

 

海外で病院に行くことはかなりしんどいです。

今回だけかもしれませんが、疲れがどっと。

環境の違い、考え方の違い、言語の違い。

海外で病院に行ったことのあるという人をたまに聞きます。大変だったでしょう、と思っていましたが、想像の100倍大変でした。

自分の体の症状以上に、いろんな影響を受けた気がします。

 

 

まぁ、こういうこともなかなかできないことなので、貴重な経験になりました。

141日目 2月9日事件

29日事件。

やや深刻な内容ですが、ポップにお送りしたいと思います。

 

__________

 

事件は朝に起こった。

 

私はyoutubeを観ていた。

芸人さんがドッキリにかかる映像を見ていた。

すると、携帯が鳴る。

知らない番号。

知らない番号は取らない。特に海外だとそもそも何言ってるかわからないし、怖いので出ないことにしている。

だが、3回、4回としつこくかかってくる。

「これは、誰か先生とか知り合いか?はたまた郵便局の人?」

 

Halo

電話を出た。

 

Halo, ibu Maki.

私の名前を知っている。

私が使用している銀行の職員を名乗る女性からの電話。

ツラツラと早いインドネシア語が続く。

全部聞き取れないが、唯一聞き取れたところを繋げると、

 

「あなたの口座は止まっている、でも今なら3年契約のお得なプランがある、タダで作り直せる、ジャカルタで登録する必要があるから、ジャカルタ本社へきてくれ、今あなたはどこにいますか?」

 

 

私は思った。

 

 

 

え、

 

 

 

これ、

 

 

 

詐欺じゃね?

 

 

 

ついさっきまで、ドッキリの動画を見ていたので、疑う頭にはなっていた。

 

 

 

冷静になって考えた。

 

 

だって、私の銀行口座は8日でも使えた。通常通り使えた。それがすぐに止まることあるか?9日の朝に?

しかも今日は土曜日。銀行って土日休みでしょ?

 

 

「私はインドネシア語がわかりません、英語で話してください」

と言った。とにかく詳細を語ってもらわないといけませんからね。

「えっ、あっ」

明らかに困っている。

「そうですか、すみません(゚Д゚≡゚Д゚)」

と言って電話は切れた。

 

 

怪しいなぁ~。

我々が使用している銀行は、一応国が決めた大手会社。

英語ができないってことはないはず。

そもそも口座が止まって電話はこないし。

口座の3年契約ってナンジャラホイ。

 

 

怪しいと思ったので、すぐに日本語パートナーズのスタッフさんに連絡しました。

よくあるそうです。

いわゆる詐欺ですね。

それにしても、自分の情報をどこで知ったんや?

もうプライバシーガバガバだよ。。。。。

 

__________

 

 

そして、お昼。

どんどんと部屋のドアをノックする音。

出ると大家さん。

 

So makang?(もう食べた? Manado語)」

 

Iyo (はい)」と答えるも、

 

Makang joh (はい、食べなさい)」

と渡されるケンタッキーフライドチキン

というのも、今日は大学の卒業式があったみたいで、コスではパーティが開かれている。

結婚式や卒業式など、良いことでのパーティーで出された食べ物は、その幸せをシェアするという意味で、もらうのがマナー。

なのであまり断れない雰囲気。

 

terima kasih…(ありがとう)」

と渋々言いながら、ケンタッキーをもらいました。

 

 

でも食べていませんでした。だってお腹いっぱいですもん。

 

 

2時間後、部屋のノック。

大家さん。

机の上にケンタッキーがまだある。

Ehhh, makang joh!!!!(えー食べなさい!)」

と怒られる。渋々食べる。

優しさからのおせっかいというか。ちょっとこちらの方(特に女性の年長者)はそういう傾向にあります。

 

______________

 

しかし、

 

 

 

さらなる事件は夜に起こった。

 

 

 

 

 

右腕が上がらない。

 

 

そして猛烈に痛い。

 

 

 

鏡で確かめた。

 

 

 

背中右側上部に腫れがある。

そして触る。

 

 

 

熱い!!!!

 

 

 

真ん中に黄色い点みたいなのがあって、その周辺がぼこっともりあがっている。

その周りは赤くなっていて、熱を帯びている。

色々調べましたが、自分では症状がわからず・・・、

(個人的には、蜂窩織炎[ほうかしきえん]だと思いました)

 

 

土曜の夜ということもあり、病院が閉まっているかもしれない。

かつ、明日は日曜日。キリスト教徒の皆さんは教会に行ってしまう。

また、JFJapan Foundation 国際交流基金・日本語パートナーズ事業を行なっている)のお医者さんとの話し合いで、もし何か病院に行くときは、マナドの病院を使うと決めていました。そこは24時間開いていて、日本語を話すことができるスタッフもいるとのこと。また、キャッシュレスサービスと言って、保険会社が立て替えて払ってくれるサービスが受けられる。(後々払うことになります。クレジットのような感じです)

 

その事情を大家さんに話したところ・・・

「今行かないといけないでしょ」とのこと。

うん、わかる。でももう夜だし、マナドへは行けない。

この瞬間、人生で3番目ぐらいに怒られました。めちゃくちゃ怒られました。

インドネシア語でめっちゃ言われるし、体調悪いから体に響くし、でも間違ってはないし、はい、もうすみませんって感じでした。大家さんの優しさからなのはわかりますが、きつかったです。。。。

それはさておき、大家さんの車に乗せていただき、近所の県の診療所へ。

 

 

まずは登録を行います。

初診だと、登録しますよね、それです。

でも問診も特になく・・・。名前やら年齢、国籍、宗教、住所を聞かれる。

BPJSに入っているか?」と聞かれる。

BPJSとはインドネシア国民皆保険のこと。)

「入ってるわけないでしょ!彼女日本人だって言ってるじゃない!」と大家さん。

いやいや、そんなに怒らないで(^^;;

「家族の名前は・・・」

ん~私は今一人だからなぁ。ということで空欄。残り1ヶ月半だし、もう二度と病院には来ないぞ、という意味を込めて。

 

 

 

さて診察です。

それで行ったところが、なんと入り口の前にある机と椅子。

先生が座っています。女性です。

それを取り囲む看護師さんが5人。全員女性です。

右を見るとテレビが置いてあり、それを見つめる患者さんが7人ほど。皆さんサッカーを見ている。

左を見るとカーテンとベッドがあり、おじさんが鼻にティッシュを詰めて寝ている。

 

「あなたインドネシア語はわかりますか?」とお医者さん。

「もちろん」と答えたのは大家さん。

「じゃあ英語じゃなくていいのね・・・だったら診られます」

 

私の派遣地域で英語できる人はほとんどいないです。

だいたい、「日本人です」と言ってもインドネシア語でガツガツ話されますし。

外人だから英語を喋ろうという風にはならないみたいですね。

これは日本でもそうでしょうか?

 

それはさておき、インドネシア語での問診が続く。

 

「背中がどうしたの?」

と聞かれる。

私が答えたいのは、「炎症が起きて、痛い」ということ。

 

ただここで問題が。

実はインドネシア語で、「病気」「痛い」どちらも、「sakit」と訳します。

病院も「rumah sakit (ルマー サキッ)rumah=家 sakit=病気」と言います。

 

 

なのでとりあえずsakit」と言いました。

でも私的には、「sakit(病気)だから病院に来たのに、「sakit」と答えるのはなんかおかしい気がして(゚o゚;;

 

Oke(わかりました)とお医者さん。

ほんまに伝わっとるんか?

 

そしてお医者さんに言われたことは、

「卵、鶏肉、魚介類全般、インスタント食品、ラーメンを食べるな」ということ。

(免疫力が落ちていて、食べ物からアレルギー反応が起き、皮膚に炎症が起きる。それを知らずに触ったりして傷口に細菌が侵入し炎症を起こしているらしいです)

Ehh Maki makan siang apa?(えー、まき、昼に何食べたっけ?)」

と笑いながら聞いてくる大家さん。いやいや、あなたが食べろって言ったじゃん!とは言い返せず、、、、ただ私は苦笑いした。

 

 

まずは休養、そして食べ物に気をつけること。特に卵は絶対に食べてはいけない、と言われました。

でも待って、私の地域でこれら以外の食べ物って、どうやって手に入るんだ?

 

「先生、つまり私は何を食べればいいんですか?」

と聞きました。

「それ以外です」

いやいや、それ以外を聞いてるんだよ!!!

「例えば・・・?」

と聞き返しました、

「ん~~~~、果物ね」

 

野菜もそんなにないし、これじゃあタンパク質は取れないし。

一応、フルーツ、ヨーグルト、ご飯、ふりかけ、スープでなんとか凌ごうかと思っています。

 

それにしても、なんかゆる~い診断でした。私の症状よりも、私の個人情報の方が知りたいようで。

自分は早く帰りたかったし、しんどいし。

薬を処方してもらいました。

 

薬局に行って薬をもらいます。4種類の飲み薬と、1種類の塗り薬。

 

4種類は、

Dexamethasone—ステロイド(傷口の炎症に対する)

antibiotics— 抗生物質

Vitamin— 抗ヒスタミン剤(アレルギー反応を抑える)

Alergi— 免疫改善(免疫力が落ちまっくているので)

塗り薬はステロイド軟膏でした。

 

 

まぁ、薬局でもインドネシア語での説明がバーーーーーっと。

インドネシア語を勉強して来ましたが、医療関連の単語は知らないので、困りました・・・。

あと、生物の授業は嫌いだったので(すみません)、その辺の知識がなく、本当に困りました。

そして肝心の携帯はどちらも圏外。さすが我が派遣地域。

 

 

とりあえず使用方法だけはしっかり聞いてメモしました。

帰宅してからJFの専門のお医者さんに薬についてメールを送らせていただきました。

すぐにどの薬が何のための薬なのかを教えていただきました。本当にありがとうございました。

 

さて、帰宅して次の難関。

それは、「錠剤が飲めない」ということです。

これは完全に自分が悪いです。本当に探偵ナイトスクープに送るべきでした。

でも飲まないと治りません。

錠剤カッターというものを日本から持って来ていましたので、それを使用して何とかゴックンゴックン。

こちらの薬は基本的に大きいです。そして効果抜群。そういえば体重も聞かれなかった。血圧は測ったけど・・・。あと、薬のアレルギーも聞かれました。

 

 

 

痛みとともに29日は終わった。この日がいつか笑い話になりますように。。。。

おかげさまで快方に向かっています。

 

 

 

 

 

133日目 これまでにした日本文化紹介(2) 日本語パートナーズ

第一弾はこちら

mknesia18-19.hatenablog.jp

48日目以降におこなった日本文化紹介をつらつらと書きます。

 

 

 

イカ割り

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授業で「前」「後ろ」「右」「左」を勉強したので、それを使ってスイカ割りをしました。誤算だったのは、生徒がスイカ割りに消極的だったこと。

その理由は、日本語。日本語に自信がないみたいですね。そしてみんなに見られることに恥じらいがある。

なので、私が先陣を切ってやりました。幼稚園の時以来ですね。いやぁ〜楽しい!

周りの生徒が日本語で指示を出すという形にしましたが、かなり盛り上がりました。まぁよかったです(^^;;

他の学校の先生方から高評価をいただきました。

別の学校でもやってくださいました。

「日本語パートナーズがいなくなっても、日本語を楽しんで学んでもらえるようにレクチャーする」

これが日本語パートナーズの本来の目的ですから、万々歳です。

 

 

 

浴衣

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ダントツで一番人気は浴衣でした。生徒ももちろん好きですが、先生方が特に。

写真撮影の嵐です。

日本のイメージといえば、思い浮かぶものだからでしょうか。

ただ、日本語パートナーズがしんどい日本文化紹介も第一位です(笑)

着付けるのがね、本当に疲れます。

クーラーない暑さの中、20人ぐらい着付けるわけですから。

現地の日本語の先生に着付けを教えてから、やるのがいいです。あるいは他のNP(日本語パートナーズ)に手伝ってもらうか。

私は、現地の先生に前もって教えました。それも大変ですけどね(汗

とにかく忍耐力のいる活動です。ただその分達成感もすごい!

日本語パートナーズになる方、これから活動される方、ぜひ着付けは身につけてください!なんとなくで大丈夫!形になることが大切です。

 

 

 

日本の遊び(けん玉、だるま落とし)

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例えば浴衣の着付けなどしていると、暇な生徒が出てきます。

私は、けん玉とだるま落としをもっていきました。

みなさん、集中して遊んでいました。

だるま落としは器用ですね。

けん玉は難しいようです(^_^;)

けん玉、だるま落としは、Japan Foundationから借りることができます。他にも借りられるものがあるので、そちらもぜひ活用してください。

 

 

たこ焼き

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たこ焼きインドネシアバージョンをしました。

というのも、ソース、青のり、鰹節、そして蛸、売っていません。

ですし、おそらく彼らの口に合いません・・・(笑)

 

中身は、チーズ、ソーセージ、コーン、チョコレート。

サンバルソース、マヨネーズをトッピング。

食感が新しかったようですね。「美味しい!」という声が聞けてよかったです。

まぁ、こちらの紹介も大変です。

思ったより用意するものが多いです。

用意し忘れがないように.....!

 

絵馬作り

新年にちなんで、折り紙で絵馬を作りました。

絵馬の折り方が意外と難しいですね(-。-;

生徒の願い事を読むのが楽しかったです。

「家族が健康で」「両親に幸せが訪れるように」など、家族を思う願いが多くて、感動しました。

「卒業できますように」「就職できますように」「テストで高得点取る!」「彼女作る!」「日本に行く」などもありました。

画用紙に貼って、学校に飾っていただきました。

願いが叶いますように!

 

 

制服、日本の高校について

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高校生からの反応がよかったのは、制服。日本のアニメや漫画、ドラマの影響だと思います。

一番盛り上がったのは「壁ドン」。

黄色い歓声が上がりました。

日本の高校とインドネシアの高校の比較も行いました。特に真剣に聞いてくれたトピックでした。質問もたくさん出ました。

 

 

 

おそらく、第三弾の記事も書くと思います。

私は、日本文化紹介が多い方だと思います。

学校によっては、「授業だけがいい」という場合がありますので、本当に派遣先によります。

パートナーズの鉄則は、他の日本語パートナーズと比べないことです。

あくまでも参考にしてくださいね。