113日目 日本語は難しいけど面白い。
新学期も始まり、日本語パートナーズとしての活動が戻ってきました。
北スラウェシでは12月はほとんど全日休み。クリスマス休暇になります。
久々の授業では、
「日本語忘れました〜!」
と、(元気よく)言われてしまいました。
まぁ仕方ないですよね(^_^;)
学生あるある。
特に言語は使用していないと忘れます。
外国語なんてもっと。
そんな私も、12月の間はほとんどインドネシア語、現地語のマナド語を使用していたので、日本語をやや忘れました。
(というのは嘘ですが、発音が若干おかしくなった気がする・・・)
その中でも、休み期間に日本語をコツコツ勉強していた生徒が、ちらほらいて、嬉しかったです。
職員室に来て、日本語で話しかけてくれるようになった生徒もいました。
すごい成長だー!
一際思い入れがある生徒の話を一つ。
「先生、ひらがなとカタカナが書けるようになりたいです。」
とSNSを通して連絡をくれた女子生徒。
それぞれの書き方の動画のURLを送りました。またインドネシア人向けの覚え方の表も送りました。
その後、私がローマ字で日本語の文章を送り、彼女がそれをひらがな、カタカナで書いて、写メって私に送ってくる、というやり取りを何度もしました。
そして、彼女はひらがな、カタカナを覚えました。
その期間、なんと、、、
2日間!!!!!!!!
2日間で、ひらがな、カタカナ、コンプリート。
いやぁ、彼女の頑張りにはスタンディングオベーションです。👏👏👏
単語覚えるのも難しいですが、文字を1から勉強するのは相当大変です。よく頑張りました。
日本語を愛する高校生たちが多くて本当に嬉しいです。
そんな高校生たちによる熱い戦いが、先日ありました。
州主催の高校生日本語オリンピック。
我々日本語パートナーズは、審査員として参加させていただきました。
スピーチ、書き、読み、能力、といった4つのオリンピック。
スピーチはその名の通り、日本語でスピーチ。テーマは自由です。
「僕の出身地」
「アニメが与えてくれるもの」
「応援すること」
「第一印象」
「お酒について」(!!!)
「友達の家は汚い」(!!!!!!!!)
などなど。
スピーチ後には、日本語での質疑応答。
高校生でこのレベルは高すぎます!ひえ〜〜〜すごいなぁ。現地の先生の日本語の力も相当必要です。
書きについては後ほど・・・。
読みは、1分間黙読してから、読むというもの。ひらがな、カタカナ、数字で書かれたプリントを読みます。
数字が難しかったようです。
例えば、
・4じごろ
・4さい
・4がつ
全て「4」ですが、読み方は、「よ」「よん」「し」と異なります。
ネイティブ(日本人)は意識していませんが、ノンネイティブが勉強する際には、難しいと思います。パターンもありませんし・・・・いやぁ日本語難しいなぁ。
能力は、日本語能力試験のN5(5級)の問題を解くというものです。語彙、文法、読解、聴解があり、選択肢問題です。
そして、書き。私は書きの審査員になりました。
日本人が読んだものを聞いて、ひらがな、カタカナで書く、いわゆるディクテーションのテストです。それぞれ3回読みます。
例えば、
「こんにちは」
「バティック」
「あたたかい」(これ読むとき、噛みそうで、ヒヤヒヤしました(^^;;
「べんきょうして」
「あね の いえ に れいぞうこ と テレビ が ある」
カタカナの書き取りが難しかったようです。
ティ、トゥ、など、音声で聞いただけだとどう書いていいかわからないようです。日本人でもたまに間違えますよね。
後、圧倒的に正答率の低かったものが、
「みっつ」
ひとつ、ふたつ、みっつ、の三つ。
なんでだろう・・・と思いながら採点していたのですが、もしや、私の発音がおかしいのでは?という結論に至りました。
↓みっつ↑ でしょうか?
私は、↑みっつ↓ と読んでしまったような・・・・。訛りですかね?(ーー;)
という話を現地の日本語の先生にしたところ、
「Tidak apa-apa(気にしないで)。それも日本語ですから」
とおっしゃっていだたきました。フォローありがとうございます。
高校生の皆さん、混乱させてしまったみたいです。本当にすみませんm(_ _)m
いやぁ、日本語は難しいなぁ〜。